文化・感性・経営を横断し、意思決定の前提を問い直すビジネス・ナビゲーター

早稲田大学商学部在学中より、中世哲学の世界的権威・八巻和彦名誉教授、矢内義昭教授らに師事し、哲学的思考の基礎を培う。人間はいかに世界を理解し、意味づけ、判断するのかという問いに早くから関心を持ち、哲学的素養を実践の中で深めてきました。

卒業後は武田薬品工業およびリクルートキャリアにて、営業・事業開発の最前線を経験。組織・市場・顧客における意思決定が、合理性だけでなく価値観や前提、暗黙知によって形成されている現実を体得します。

2009年に株式会社アルムンドを創業し、ワイン輸入会社を16年間経営。NTTドコモ、ヤマハ、スクウェア・エニックスなどの大手企業をはじめ、大使館や自治体とのコラボレーションを強みに、独自のブランディングと事業開発を行ってきました。単なる商品流通にとどまらず、ワインを軸に文化・物語・時間軸を統合した体験型の価値創造を手がけ、成熟市場において**「なぜそれを選ぶのか」という選択の意味そのものを再定義するビジネスモデル**を確立しています。

とりわけ、ワインを味わう人間の知覚や感性、それを言語化するプロセスに着目し、その構造を哲学的思考として抽象化・応用。目に見えない価値がどのように理解され、判断され、意思決定へと至るのかを探究しながら、事業開発や経営支援を行っています。

これまで6カ国に居住し、4カ国語環境で生活した多文化的視点と、ワインテイスティングで培った「思考 × 五感」を往還するアプローチを強みとし、論理だけでも感性だけでもない、統合的な意思決定支援を実践しています。

2021年より米国に移住し、現在はシリコンバレーを拠点に日米複数企業の経営・事業に参画。著書に『目に見えない価値の伝え方』(クロスメディア・パブリッシング、2025年)。

Philosophy Questでは、文化と経営、感性と論理、短期と長期のあいだに生じる緊張関係を「問い」として掘り下げ、経営者が自らの判断軸を再構築し、実行につながる意思決定を支援しています。